日光浴をして不眠症が改善された
自分は不眠症で悩んであれこれやってきました。その中で一番効果があったのは日光を浴びることです。
日光浴をすると12時間後くらいにメラトニンが作られ始めます。
メラトニンは睡眠の質を向上させます。深部温度を低くする作用がありこれによって寝つきをよくし、中途覚醒を抑えて連続して眠れるようになります。
また、日光に当たるとセロトニンの分泌が促進されます。セロトニンは不安やイライラなどを鎮める効果があるので、ストレスから眠れないときにも効果があります。
うつ病からくる不眠症の場合は日光浴が特に効果があります。窓を開けて窓際で横になっているだけでも続けていれば効果が出てきます。
どの程度日光浴すればいいのか
快晴の時なら1時間、曇りなら2時間ほど日光浴をすると効果があります。
検索上位に出てくるサイトの情報だと「日光浴は30分で十分だ」と書いてあることがありますが、個人的には30分ではあまり効果を実感できませんでした。
たぶん30分というのは健康な人の場合なのだと思います。不眠症や精神障害のある方の場合はたっぷり日光浴をした方がいいです。
服装ですが、長袖でも半袖でもどっちでも大丈夫です。僕は服装で効果の差を感じたことはありません。
また、日光浴をしたからと言ってすぐに効果が出るかというと、そうではありませんでした。
自分の場合は日光浴3日目くらいから効果が表れてきて、1週間ほどで十分な睡眠をとれるようになりました。
自律神経が乱れている人はもう少し時間がかかることもあるそうですので、すぐに諦めずにまずは1週間やってみることをお勧めします。
片頭痛持ちの人
光過敏によって片頭痛が起きやすい人は、緑色のサングラスをして日光浴をすることをお勧めします。
2016年にBrainという雑誌に掲載された論文で、青色、緑色、琥珀色、赤色の強度の異なる光を偏頭痛持ちの患者に当てて、網膜電位と脳波の反応を観察した結果、緑色の光は片頭痛を抑制する効果があることがわかりました。
サングラスをしても日光浴の効果に影響はないので、片頭痛持ちの方はサングラスをして積極的に日光を浴びましょう。
日光浴ができない場合
メラトニンのサプリが売っているので、それで代用することもできます。
ただし、摂りすぎに注意してください。メラトニンも摂りすぎれば頭痛や吐き気などの有害作用が起こります。
上記のサプリなら1日1粒で十分だと思います。