最寄り駅が自殺の名所です。
しょっちゅう人が飛び込んでいます。
みんなが飛び込んだ人を非難します。
自分はどうもそういう気分になれません。
どんな理由があったかは分かりませんが、どんな気持ちで飛び込んでいったかは少しわかってしまうからです。
人身事故があるたびに、周りの人の「迷惑だ」「一人で死んでくれ」という言葉が、自分に向けられているように感じます。
この先、自分が自殺しないとは限りません。
あのブルーシートにくるまれている人へ向けられた言葉は、いずれ自分に向けられるかもしれません。
そう思うと、どうにも他人事には思えないのです。
死んで、死んだあともボロクソに言われて死んでいく。
生きてても死んでも救いが無い。
自分の本質はそういうことだと、飛び込む人を見るたびに思い出します。